手袋の種類別特徴
革手袋
革手袋は、高熱による火傷、器具取扱時の突き刺しなどによる怪我、油汚れなどから手を守ります。革素材は摩擦や引き裂きに強く柔軟性があり、摩耗もしにくく、また使うほどに手になじみます。
なお牛革は厚みがあるため、半分に割いて使います。表面側を本革、それ以外の部分を床革と呼びます。本革は柔らかくくてしなやか、床革は厚みがあり丈夫という特徴があります。
溶接、土木、建設、鉄筋、チェーンソー・バーベキューなどのアウトドア、DIYほか
背抜き・滑り止め手袋
滑り止め手袋とは、作業中に手が滑るのを防ぐため手のひら部分にポツポツとしたゴムの突起がついていたり、塩化ビニールや天然ゴムなどの素材で滑り止め加工されている手袋です。運搬作業など物をしっかりグリップする場面に多く使われます。高熱には弱いため、高温での作業は向いていません。
背抜きとは、手のひら側を樹脂やゴムでコーティングし、手の甲側はコーティングされていないものをいいます。全体が加工されていないため、通気性がよく蒸れにくいのが特徴です。
※背抜き手袋はコーティングの素材により特徴が異なるため、用途や業種に合わせてお選びください。
農業、建設、土木、運送、倉庫、荷役、冷蔵庫内作業、アウトドア、DIYなど
ゴム手袋/加工手袋
天然ゴム(ラテックス)やニトリルゴムを使用した手袋です。
天然ゴム手袋は、柔軟性があって手にぴったりフィットしてなじみやすく長時間の使用でも使いやすい手袋です。また低温でも硬くなりにくい性質を持っています。食品関係や衛生・清掃関係など広く使われています。脱着しやすくするため、白い粉がついている商品もあります。
※ラテックスアレルギーをお持ちの方は、ニトリルゴム手袋をお使いください。
ニトリルゴム手袋は手にぴったりとフィットし、機能性に優れた手袋です。天然ゴム手袋と比較して耐油性と耐薬品性に優れているため、油や薬剤に触れる現場や、食品加工の現場などで使用されています。また天然ゴム手袋にくらべると比較的熱に強く、耐突き刺し・耐引き裂き・耐摩耗性に優れています。
食品製造・加工業、製造加工業、病院、清掃業、ビルメンテナンス業、ガソリンスタンド、研究室、機械修理など
※薬品・油脂系用途の場合は、ニトリルゴム手袋をお選びください。
軍手
軍手は、作業の際に傷や汚れから手を保護する目的で使用します。太い木綿糸などで編まれた手袋で、伸縮性があり手にフィットします。安価で丈夫で、洗濯もできるなど使い勝手がよいため広く普及しています。回転するような機械には巻き込みなどの危険があるため不向きです。耐久性は高くありません。
作業全般、運搬作業、農業、アウトドア、DIYなど
特殊手袋
上記カテゴリに当てはまらないもの、特別な用途にのみ使用する手袋を当店では「特殊手袋」としています。
使い捨て手袋
ビニール素材やゴム素材などでできた、薄手で1回ごとに使い切るタイプの手袋です。手が汚れるのを防ぐため、あるいは製品を保護するなどの目的で使われます。その他、ペンキ塗りや掃除など手が汚れる作業に、気軽に使えて便利です。
調理・食品関係、病院・介護施設など