高所・溶接安全靴とは
「高所・溶接/安全靴」とは、高所作業や溶接作業を行う際に着用するための安全靴のことを指します。これらの作業では特有のリスクがあるため、それに対応した安全機能を備えた靴が求められます。
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1. 高所作業向けの安全靴の特徴
高所作業(建設現場・鉄塔・足場など)では、滑落や転倒のリスクが高いため、以下のような機能が必要です。
- 滑りにくい靴底(耐滑性):グリップ力の高いソールを採用し、足場や鉄骨の上でも滑りにくい。
- 足首をしっかり固定(ハイカット・ミッドカット):足首をしっかりホールドし、捻挫や不安定な足場での転倒を防ぐ。
- 軽量設計:高所では長時間の作業が多いため、疲れにくい軽量タイプが好まれる。
- 耐衝撃性能:落下物などから足を守るために、つま先に鉄製または樹脂製の先芯(プロテクティブトゥキャップ)を搭載。
2. 溶接作業向けの安全靴の特徴
溶接作業では火花や高温の金属片が飛び散るため、それに対応した仕様が求められます。
- 耐熱性の高い素材(革製が主流):火花や溶接スパッタ(溶融金属の飛び散り)による損傷を防ぐため、表面に難燃性のある牛革やゴム素材を使用。
- 紐なし(またはカバー付き):靴紐は燃えやすいため、紐のないスリッポンタイプや、紐を覆うフラップ付きデザインが多い。
- 耐踏み抜き性能:鉄板や尖った金属片が落ちている可能性があるため、靴底に踏み抜き防止プレートが入っているものが多い。
- 電気絶縁性:電気溶接作業では感電リスクがあるため、絶縁性のあるソールが推奨される。
3. 高所作業 & 溶接作業の両方に対応した安全靴
高所作業と溶接作業の両方を行う場合、それぞれの特徴を兼ね備えた安全靴が必要です。例えば、以下のような条件を満たしたものが選ばれます。
- 滑りにくい耐熱ソール(高所作業のグリップ力+溶接作業の耐熱性)
- 耐火性のあるハイカットブーツ(足首を保護しつつ、火花からも守る)
- 紐なしまたはカバー付き設計(火花による発火を防止)
- JIS規格やJSAA規格に適合したもの(日本の安全基準をクリア)
4. 代表的なメーカー・ブランド
以下のメーカーが、高所作業や溶接作業向けの安全靴を販売しています。
- シモン(Simon):JIS規格の安全靴が豊富
- ジーベック:耐熱・耐滑仕様の安全靴が多い
- 安全ワーク:軽量で履きやすい安全靴を展開
5. まとめ
高所作業・溶接作業の両方に対応した安全靴を選ぶ際は、滑りにくさ・耐熱性・耐衝撃性・足首の固定などを考慮することが重要です。作業環境に合った安全靴を選び、安全に作業を行いましょう。
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