前回は、生地に斜めラインが走っているように見える織り方、綾織り(ツイル)のお話でした。
▶【ブログ】素材のおはなし「ツイルって?」
ツイル(綾織り)
今回は綾織り(ツイル)と並んで代表的な織り方のひとつ、「平織り(タフタ)」の登場です!
綾織りは、規則的にヨコ糸がずれていくため斜めラインがあらわれます。密度があって重い反面、伸縮性がありシワになりにくいのが特徴です。
対して平織りは、タテ糸に対してヨコ糸が規則正しく交差します。
中島みゆきさんの名曲「糸」風にいえば、あなた(たての糸)に対して私(ヨコの糸)がオモテ-ウラ-オモテ-ウラ、、、という具合に巡り合っています。
平織りはシンプルな織り方の分、軽くて丈夫なのが特徴です。また薄手で通気性があることから、夏用のシャツなどによく使われます。
グログラン
グログランは平織りの一種です。
タテ糸とヨコ糸は交互に規則正しく並んでいますが、タテ糸に細く、ヨコ糸に太い糸を使うことで横方向にウネがあらわれます。
きめが粗い生地となることから、gros「粗大な」、grain「穀物、ざらざら」などを意味するフランス語由来の名前がつけられています。
さて、こちらの白い歯がまぶしすぎる新庄剛志さんが着こなしているジャンパーですが、こちら素材を見てみると「グログラン」となっています。
https://anzen-work.jp/item/11324.html
しっかりした生地ですが、ストレッチ性のある特殊な糸を使用していますので、身体の動きにとてもフィットして快適です。
新庄さんのしなやかな身体が引き立ってパリッとした印象でスマートでカッコイイですね。
しっかり伸びて型崩れしにくく、かつ劣化しにくい素材です。
カッコよくスマートに着こなしたい方、仕事おわりもパリッとクールに決めたい方におすすめです!