つなぎ服を選ぶとき、皆様はどんなことを基準に選ばれていますか？

「デザインにこだわって」や「機能面にこだわって」の方もいたり、「どれを選べばいいかわからず適当に選んでしまった」という方も中にはいます。
適当に選んでしまったということで知らず知らずのうちに作業効率が悪くなってしまう方もいらっしゃいます。

そのような失敗をしないためにつなぎを購入する際に、必要なことを整理整頓してから選びましょう。

 

 

１．着る季節を選ぶ

大きく分けて、「春夏用」と「秋冬用＋オールシーズン」があります。
春夏用ならば生地が薄く涼しいタイプ、秋冬用なら生地が厚く防寒対策をしているタイプが多いです。

 

２．生地や特徴で選ぶ

綿がいい、ポリエステルがいい、綿ポリ混合がいいと色々意見が分かれるポイントです。
それぞれの特徴を簡単にまとめます。

【綿】

〇　熱に強い、やぶれにくい、肌触りがいい、汗をよく吸い取ってくれる

×　NGが、シワになりやすい、洗濯により縮むことがある

 

【ポリエステル】

〇　シワになりにくいのでアイロンいらず、洗濯後乾きやすい、軽くて丈夫

×　綿と比べると熱に弱いので火花が散るような現場では不向き、汗や水分を吸いにくい、においがとれない

 

【綿ポリ混合】

綿とポリエステルの良いとこどり、ただし、混紡率にもよります。

 

３．必要な機能を確認する

必要な機能は職場によって変わってくるでしょう。

例えば、

• 作業が多く動き回ることが多い
  
  →ストレッチ、生地に余裕を持たせプリーツ加工などで動きやすく。
  　秋冬は風が冷たく寒いので暴風、防寒、防水等もあったらなおよし。

　　

 

• 電気系統・精密機械を扱う方、ガス関連など
  
  →帯電防止で静電気対策、引火性のあるガスなどのある作業現場などで推奨されています。
  　特にＪＩＳ規格適合商品がお勧めです。

　

 

• 車などの修理や引っ越しなどでファスナーなどの金具の突起物に注意が必要
  
  →ファスナーは表面になく、マジックテープ等を使っているもの、もちろんボタンの金具もなし

　

 

ここで上げた例は一部ですので、必要な機能はしっかりと確認しましょう。

 

４．デザインやサイズを確認

特にサイズは重要です。一番大きい人に合わせて選んだ方がいいでしょう。
たまに忘れて、一人だけ違うメーカーのものになってしまう方もいらっしゃいます。
そのため、サイズ展開が多い商品がお勧めです。
あとは好きなデザイン、色で選び必要に応じて社名や個人名でネーム刺しゅうやロゴ刺しゅうを追加しましょう。

 

 

分かってはいるけれど、選ぶときはたくさんの商品があり目移りしてしまいます。

困ったときは整理して必要なことをメモに取りなおして当てはまるものを選ぶのがお勧めです。